本日6月7日に、以前から話題になっていた「STADIA」の詳細情報が発表されました。
このSTADIAは、ゲーム機もインストールも必要なく遊べるというのが大きな特徴です。
Googleが手掛ける新しいゲームサービスについての情報を追っていきます。
STADIAとは
STADIAはGoogleによる登録制のゲームサービスで、2019年11月にサービスを開始します。
PC、タブレット、スマートフォン( 現在はPixel 3とPixel 3aのみ)、 Chromecast などで利用が可能です。
今のところ14か国がこのサービスを受けられる対象として挙がっていますが、残念ながら日本は入っていません。
ただ今後は日本もSTADIAを利用できる可能性は十分にあると思います。
続報に期待しましょう。
利用料金について
STADIA PRO:月額課金のサービスで月額9.99ドルです。
PROは4K、60fps、5.1ch音声に対応。
STADIA BASIC:こちらは月額無料(ソフト買い切り型)で、2020年からのスタートになります。
BASICは最大1080P、2ch音声まで。
STADIAの特徴
STADIAの特徴として、
- インストールの必要がない
- ダウンロードの必要がない
- パッチを当てる必要がない
といったものがあります。
ゲームをやる上で通常やらなければならなかった作業も、STADIAではGoogleが持つデータベースがすべて代わりに行ってくれます。
ダウンロードに時間をかけ、インストールにも時間をかけ、パッチが当たればまた時間をとられ…といった煩わしいことから解放されるというのは嬉しいですよね。
また、STADIAではYoutubeで配信者がプレイしているゲームに、ボタン一つで簡単に参加することもできます。
面白そうなゲームだなと思ったら、ダウンロードもインストールもなく即プレイが可能。
さらに「配信者が今体験している状況をそのまま自分が体験する」こともできます。
これはゲームのデータをすべてGoogle側で管理しているからできることで、今後のゲーム配信の形を大きく変えるものになってきそうです。
STADIAをはじめるには
ネット回線とGoogle Chrome、あとは操作するのに必要なデバイス(コントローラやキーボード)だけでプレイ可能になるようです。
Google Chrome(グーグルクローム)は名前の通りGoogleが開発・提供するインターネットブラウザで、無料でインストールして使うことができます。
クロームは現在のところ、ネットのブラウザとしてダントツのシェアを誇っています。
STADIAによってGoogle Chromeの利用者もさらに増えていくかもしれませんね。
コントローラについて
STADIAでは専用のコントローラも用意されています。

カラーはClearly White、Just Black、Wasabiの3つ。
「Wasabi」という文字の存在感がすごいです。笑
普通にプレイするだけならサポートされている他のコントローラやキーボードでも遊べるようですが、専用のコントローラを使うことで、遅延の解消やYoutubeでプレイの助けになる動画を自動検索することが可能とのこと。
コントローラ単体は69ドル。
Chromecast Ultraや3か月分のSTADIA PRO(月額課金)などがついたセット版が、通常300ドルのところ129ドルで購入できます。
この「3か月のSTADIO PROの利用権」は2枚あって、1枚はフレンドに分けて一緒に遊ぶこともできるようです。
参加企業やゲームタイトル

海外だとEA、UBISOFT、2K、ロックスター、ベセスダなど有名どころがズラリです。
日本からもスクウェアエニクス、カプコン、セガ、バンダイナムコなどが参加しています。
- ディスティニー2
- ディヴィジョン2
- ファイナルファンタジー15
- アサシンクリードオデッセイ
- ドラゴンボール ゼノバース2
- ゴーストリコン ブレイクポイント
- ボーダーランズ2
- サムライスピリッツ
- バルターズゲート3
- The Elder Scrolls Online
- DOOM Eternal
- ザ・クルー2
- トゥームレイダートリロジー
- トライアルズライジング
- モータルコンバット11
- Wolfenstein:Youngblood
- Farming Simulator 19
- Football Manager 2020
今後企業もゲームタイトルも増えていくと思うので、こちらも注目したいところです。
気になるポイント
こういったサービスで一番気になるのは、やっぱり回線や通信状況になるんじゃないでしょうか。
音声や映像の遅延・途切れといった形で影響が出るのですが、これが結構気になるというか。
音楽はプツプツになると、どんなに素晴らしいBGMでも不協和音みたいになっちゃってちょっとつらいんですよね。
Googleが自信を持って提供するサービスということで、この辺は期待して待ちたいと思います。
STADIAまとめ
Youtubeとも連携をして、新たなゲーム体験・ゲーム配信を生み出してくれそうなSTADIA。
日本でのサービス提供がないのが残念ですが、来年以降に期待したいところです。
一番心配な遅延などがなければ、月額9.99ドルという価格からみても人気のサービスになる可能性は高いんじゃないかと思います。
今後も続報に注目ですね。